学校法人
「内部質保証」実践的運用のためのIRの具体的方策
※オンライン開催の場合、zoomアドレス等は開催2日前までに参加者へメールします。
セミナー概要・特徴
キーワード:内部質保証、自己点検
内部質保証は「大学等が、自らの責任で自学の諸活動について点検・評価を行い、その結果を基に改革・改善に努め、それによってその質を自ら保証すること」と定義されます。その中で最も重視されるのは「教育の質保証」であり、それは「大学等の教育研究活動の質や学生の学習成果の水準等を自ら継続的に保証すること」です。
重要なことは、自学の責任で、継続的に実施すべきという点です。すなわち、定型的なシステムやプロセスが指示されているわけではなく、自学に適合した方法を自学で創り出す必要があるわけですが、それは測定すべき学修成果についても同様です。何が自学にとっての学修成果であるのかは、建学の精神に基づく教育理念、ミッション、3ポリシーに則して考え抜き、合意形成を図り、指標化とその測定後、分析結果を共有、議論し、社会へ公表し、それを基にしてPDCAを継続的にサイクルさせなければなりません。
本セミナーでは、大学等の事例を踏まえ実践的な内部質保証の考え方とその方法をテーマに、IRをどのように活用すべきなのか、具体的な方策を考えます。講義と併せ、ワークショップも取り入れながら、全ての大学職員にとって現在求められる大学マネジメントのあり方を考えるセミナーです。
ねらい
・内部質保証とは何かを、「グランドデザイン答申」や「教学マネジメント指針」、「大学機関別認証評価」等の考え方も踏まえて理解する
・内部質保証システムの事例を、「大学機関別認証評価」の評価等の公表資料から考察し、自学にとって必要な内部質保証システムを考える。
・教育の質保証の事例を、「大学機関別認証評価」の評価等の公表資料から考察し、自学にとって必要な学修成果の可視化を考える。
・自学の内部質保証システムやその起点となる学修成果の可視化に対して、評価できるようになり、改善点を具体的に挙げることできる。
会 期
会 場
対 象(参加の目安)
若手職員(入職10年以内) | 中堅職員 (係長・主任クラス入職10年〜) |
管理者層 (次長・課長・課長補佐クラス) |
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○ | ◎ | ◎ |
セミナー形式
オンライン型 | 集合型 |
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○ |
講師(敬称略)
プログラム
1)高等教育の近年の動向
「グランドデザイン答申」「教学マネジメント指針」「大学機関別認証評価」等の検討2)高等教育のトレンドとIRとの関係性
「設置基準や設置審の厳格化」「改正私立学校法」、諸補助金のトレンド等とIRの関係性2.内部質保証システムの本質とその理解
1)具体的事例の検討
2)あるべき姿の要件や課題の整理
1)学修成果の可視化とは何か
2)具体的事例の検討
3)あるべき姿の要件や課題の整理
1)自学の教育の内部質保証システムの課題
2)自学の学修成果の可視化の課題
3)まとめとクロージング
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