「一隅会」は、日本能率協会が1970年7月から、経営者・役員クラスの皆様を参加対象に『経営哲学』の確立及び人間形成を目的として開催しています。
小会は「世界で通用する経営者」の素養として必要と思われる①歴史観(事象・人物・教訓の把握)②世界観(海外で通用する経営者に必要な『日本文化・芸術、東洋・西洋哲学思想・文化・宗教など』への理解)③人間観(経営思想、信念、人間理解力・教育力など)の涵養をはかるために開催しています。
さて、昨年末「数学界の難問『ABC予想』の証明を行った京大の望月教授の論文が国際的な数学の専門誌に掲載される見通し」との朝日新聞の記事は記憶に新しい事です。日本では、「和算」と呼ばれる鶴亀算やネズミ算などのやさしいものから、渋川春海(安井算哲)による貞享の改暦、伊能忠敬による全国測量、関孝和のベルヌーイ数発見のような高度なものまでに及び、また、幕末から明治維新期の急速な近代化も「和算」の知識があったからできたことです。
3月度は、作家の鳴海風氏をお迎えし、貴重な文化遺産でもある江戸時代に花開いた数学文化『和算』の魅力を、庶民レベルから関孝和の偉大さまでわかりやすくお話しいただきます。
是非この機会に関係各位の積極的なご参加を賜りますようご案内申しあげる次第です。
※注:ベルヌーイ数は、数論における基本的な係数を与える数列で、関の死後、1713年にヤコブ・ベルヌーイが著す。
テーマ | 『江戸の数学文化~庶民レベルから関孝和の偉大さまで~』 |
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日時 | 2018年3月15日(木) 15:00~17:00 (受付14:30~) |
会場 | TKPガーデンシティ竹橋10階 カンファレンスルーム10A <東京都千代田区一ツ橋 1-2-2 住友商事竹橋ビル 10階> |
参加対象 | 小会法人会員の経営者・役員・幹部他 本テーマに関心をお持ちの方々 (定員 40 名 会場の都合により、定員に達し次第、締め切らせていただきます。) |
参加料 | 小会法人会員の方は無料です。 /会員外の方は有料です。(¥20,000/1名 税別) (会員外の方は、これを機会にぜひ法人会員にご入会ください) |
プログラム | (テーマは都合により変更される場合もございますので、予めご承知おきください) 15:00~16:30 講 話 16:30~17:00 質疑応答・意見交流 |
講師紹介 | 鳴海 風(なるみ ふう)氏 作家 関孝和数学研究所研究員 |
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