一隅会

第524回「一隅会」(経営哲学懇話会)のご案内 [終了]

「一隅会」は、日本能率協会が1970年7月から、経営者・役員クラスの皆様を参加対象に『経営哲学』の確立及び人間形成を目的として開催しています。本会は「世界で通用する経営者」の素養として必要と思われる①歴史観(事象・人物・教訓の把握)②世界観(海外で通用する経営者に必要な『日本文化・芸術、東洋・西洋哲学思想・文化・宗教等』への理解)③人間観(経営思想、信念、人間理解力・教育力など)の涵養をはかるため、開催しています

 さて、いきなりですが、「公案」とは何でしょうか。政府や司法の用語ではありません。禅宗でいう師が弟子に発する問いのことです。禅と言われ、すぐに頭に思い浮かぶことは只管打坐といわれる坐禅修行と禅問答だと思います。坐禅は一度や二度は実践された方もおられると思います。しかし、禅問答を試された方はずっと少なくはないでしょうか。
 6月度の「一隅会」は安永祖堂氏をお招きし、『禅~公案と悟り~』と題してお話をいただきます。今日「こんにゃく問答」などと揶揄されるように謎めいてよく分からないというのが禅問答のイメージなのかもしれません。しかし、インド、中国、日本と釈尊の教えが伝えられていく過程で誕生した禅宗の魅力の一つと言ってよいでしょう。その禅問答のテキストである「公案」の始まりから発展の歴史をたどります。そして、代表的な「公案」をいくつか紹介して、どのように味わうべきか、さらには現代の私たちの日々の生活に生かせるような禅の悟りの智慧に学びたいと思います。
 是非この機会に関係各位の積極的なご参加を賜りますようご案内申しあげます。

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テーマ『禅~公案と悟り~』
日時2018年6月20日(水)   15:00~17:00  (受付14:30~)
会場TKP新橋カンファレンスセンター 4階 ホール4B
<〒105-0003 東京都港区西新橋1-15-1 大手町建物田村ビル>
参加対象小会法人会員の経営者・役員・幹部他 本テーマに関心をお持ちの方々
(定員 40 名 会場の都合により、定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
参加料小会法人会員の方は無料です。 /会員外の方は有料です。(¥20,000/1名 税別)
(会員外の方は、これを機会にぜひ法人会員にご入会ください)
プログラム(テーマは都合により変更される場合もございますので、予めご承知おきください)
15:00~16:30 講   話
16:30~17:00 質疑応答・意見交流
講師紹介安永 祖堂(やすなが そどう)氏  花園大学 文学部 仏教学科 教授
1956年
愛媛県新居浜市生まれ
京都花園大学に進学し、さらに臨済宗大本山天龍寺に入門して、
前管長平田精耕老大師の下で15年にわたって参禅修行する。
天龍寺国際禅堂師家ならびに花園大学文学部仏教学科教授を務める傍ら、
慶応大学・立教大学・同志社大学・NHKカルチャーセンター京都教室などに出講。
著 書
『私が生きて・掴んで・実践したもの』 (共著・宗教心理出版)
『現代語訳碧巌録』 (四季社)
『禅ぜんZEN』 (禅文化研究所)
『一から始める禅』 (監修・ダイヤモンド出版)
『笑う禅僧』 (講談社現代新書) など著書多数

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