一隅会

第525回「一隅会」(経営哲学懇話会)のご案内 [終了]

「一隅会」は、日本能率協会が1970年7月から、経営者・役員クラスの皆様を参加対象に『経営哲学』の確立及び人間形成を目的として開催しています。本会は「世界で通用する経営者」の素養として必要と思われる①歴史観(事象・人物・教訓の把握)②世界観(海外で通用する経営者に必要な『日本文化・芸術、東洋・西洋哲学思想・文化・宗教等』への理解)③人間観(経営思想、信念、人間理解力・教育力など)の涵養をはかるため、開催しています
 近年、海外に行くと、漢字のような文字がプリントされたTシャツをよく目にします。あまりよくない意味合いの文字があったりして、なにか教えてあげようとします。しかし、日本人にはなじみのある漢字ではありますが、振り返ると私たちはその成り立ちや変遷について、場合によっては文字そのものにも造詣が必ずしも深い訳ではありません。
 9月度の「一隅会」は笹原宏之氏をお招きし、『漢字に見出だす「日本人の心」』と題してお話をいただきます。漢字は 古代中国で生まれた文字ですが、日本に伝わってから2000年の間に、日本語を書き表すために大いに変容、変質し ました。日本人が工夫を加えてきた漢字には、日本の社会、文化、生活に根ざした様々な精神を見出すことができます。「躾」は日本人が創り出した漢字すなわち国字です。「秋桜」をコスモスと読ませることは、中国や韓国では許されないのです。著書の『漢字に託した「日本の心」』(2014)以降の最近の若者の漢字事情を含めつつ、実例とともに考察していただきます。 是非この機会に関係各位の積極的なご参加を賜りますようご案内申しあげます。

お申し込みはこちらから

テーマ『漢字に見出だす「日本人の心」』
日時2018年9月19日(水)   15:00~17:00  (受付14:30~)
会場一般社団法人日本能率協会  105研修室
<東京都港区芝公園3-1-22>
参加対象小会法人会員の経営者・役員・幹部他 本テーマに関心をお持ちの方々
(定員40名 会場の都合により、定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
参加料小会法人会員の方は無料です。 /会員外の方は有料です。(¥20,000/1名 税別)
(会員外の方は、これを機会にぜひ法人会員にご入会ください)
プログラム(テーマは都合により変更される場合もございますので、予めご承知おきください)
15:00~16:30 講   話
16:30~17:00 質疑応答・意見交流
講師紹介笹原 宏之(ささはら ひろゆき)氏 早稲田大学 社会科学総合学術院 教授
1965年
東京都生まれ
早稲田大学第一文学部(中国語学)、同大学院文学研究科(日本語学)専攻。
その後、文化女子大学専任講師、国立国語研究所主任研究官、
早稲田大学社会科学総合学術院助教授を経て現職。
文学博士。文部科学省の文化審議会国語分科会の委員、副主査として
「常用漢字表」の改定に携わる。
日本漢字学会評議員、『新明解国語辞典』や国語教科書編集委員。
著 書
『日本の漢字』 (岩波新書2006)
『当て字・当て読み 漢字表現辞典』 (三省堂2010)
『漢字に託した「日本の心」』 (NHK出版新書2014)
『謎の漢字』 (中公新書2017)など著書多数。
『国字の位相と展開』 (三省堂2007)により、第35回金田一京助博士記念賞、
第11回白川静記念東洋文字文化賞を受賞

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