【塾レポ7月①】参上!農家の右腕四人衆
2014.10.29
タイトルで高らかに「農家の右腕四人衆」と言ったものの・・・
あの~どちらさまですか?ですよねぇ~そうですよねぇ~
なんだか…時代劇に登場しそうなキャラクターの名前ですもんね。
じつは、この「女性農業次世代リーダー育成塾」は
幕末の時代、吉田松陰のもと志士たちが集って
将来の展望を語り合った「松下村塾」になぞらえ
「農家村塾」という別名もあるので…まあ、そんなイメージともリンクする呼び名だとご理解ください。
育成塾では…受講生のみなさんが普段、農業をしている中で直面している
課題を解決してさらに発展するヒント、チャンスを掴んでもらうことを目的としています。
9ヶ月間の研修を経て身につけた知識と経験をもって、
自分のなかにオリジナルのノウハウができたとき・・・
その人は、その地域で同業者から相談を受けるかもしれません。
やがて、地域のリーダーとなる。
それを目指して「次世代リーダー」っていうワケなんです。
そこで育成塾では4人の賢者を講師に迎えてレクチャーしていきます。
名付けて「農家の右腕四人衆」。
以下、育成塾の初日に行われた「四人衆」の自己紹介です!
まずは・・・
消費者向けマーケティング研修担当
株式会社MOMO 代表 高橋澄子さん
かつて、広告代理店やコンサルタント会社でバリバリ働いていた高橋さんは受講生のみなさんに問いかけます。
例えば、かつての私のように、バリバリ働いている女性に刺さる商品って何だと思う?」
・・・なるほど。
そうやって具体的なイメージをもってニーズを掴むワケですね。ふむふむ。
って、自己紹介の挨拶が、すでに授業になっている!
濃いなぁ~
自己紹介といって、気楽に聞いていたら置いていかれちゃう!
つづいて・・・
今回の育成塾でフィールドワーク(実地研修)の場
『ヒルズ・マルシェ』を運営されている
株式会社Agri Innovation Design 代表 脇坂真吏さん
『ヒルズ・マルシェ』とは、
六本木にあるアークヒルズで週末土曜日に開催されている市場。
土曜日の午前中、
普段使いのスーパーなどでは売っていない野菜・果物、加工品を買おうという…
セレブリティが主なお客さん。
脇坂さん曰く
「選ぶ目を持っているので、値段が高い・安いでは選ばないのがヒルズマルシェのお客さんです」
さて…そんなハードルの高いお客さんを相手に、どう売って行くか?
それをこれから学ぶワケですね。
つづいて・・・
コミュニティ・デザイン研修担当
金子和夫事務所株式会社 金子和夫さん
「なんでもできます!より、これができます!でないと商品は売れませんよ」
と…金子さんも自己紹介なのに授業モードです。
ひゃ~気が抜けない。
「商品はストーリーが大事です」
と、金子さんが手がけた実例を紹介しながら、その意味を説いてゆきます。
一見、なんの変哲もなかった…どこにでもありそうな商品が
ストーリーを全面に打ち出した瞬間に魅力的に映ってくる。。。
えぇええ!そんなノウハウも学べちゃうんですか!?
もうこれは、農業分野に限らない、
オールジャンルのビジネスエリート養成講座の様相を呈してきました。
つづいて・・・
今回の育成塾を主催する
一般社団法人日本能率協会から・・・
産業振興センター マネージャー・箱崎浩大さん。
はい、ドン!
育成塾のゴールは来年3月、幕張メッセで開催される
アジア最大級の食品飲料展示会「FOODEX JAPAN」なんですが・・・
このFOODEX JAPANを主催しているのも日本能率協会。
イオンなどスーパーマーケットや大手飲食チェーンのバイヤーさんなどが訪れ
「良い商材、食材はないか?」と各ブースを回る、大きなビジネスチャンスの場!
ここで、自分の農園で獲れた農産品や加工品を売ってみよう!というのが研修の最終課題。
ということで箱崎さんからはそのゴールに向けて、この9ヶ月間、どういう気持ちで挑んで欲しいか?が語られました。
「FOODEX JAPANのブース内では、売るために何をやっても構いません!」
「でも、試食をやれば売れるってほど単純ではないのも事実なんです。あ、おいしいね…でおしまいになったら、もったいないですよね?」
「お客さんがブースに立ち寄ってくれた、わずかな時間で、どういう印象を持ってもらってビジネスに結びつけるか?それを考えて挑んでください!」
マルシェでは、一般消費者を相手にした視点を・・・
FOODEXでは、企業を相手にした視点を・・・それぞれ養って行くわけですね。
以上、4人の賢者による育成塾。
当たり前ですけど…みなさん…
本気です!
7月から3月までの9ヶ月間
どんな授業が行われ、どんな指導がおこなわれるのか?
輝く農女子新聞は逐一レポートしていきます! おたのしみに~~~!