【塾レポ8月①】マーケティングの答えは○○○の中にある!
2014.12.09
8月末に行われた女性農業次世代リーダー育成塾の第2回。
1日目は高橋澄子先生と金子和夫先生による講義で、
マーケティングの基本やコミュニケーションのとり方について学びました。
BtoCマーケティングの答えは、『全てお客様の中にある』
はい。タイトルで「○○」にしていた答えが出ましたねぇ~。
1限目の講義は高橋澄子先生による「消費者向けマーケティング」について。
第1回に提出した宿題を振り返りながら、消費者視点を持つことの大切さを話していきます。
農業の生産者は栽培方法やブランドのストーリー、商品へのこだわりなど、作り手の視点がどうしても抜けないもの。
しかしそこには消費者(=ターゲット)が本当に欲しているモノ(=ニーズ)や
価値(=ベネフィット)が抜け落ちていることもあるのです。
消費者のニーズを知るためには定期的なリサーチは必要不可欠。
一般的な企業の製品開発マーケティングの流れを学びながら、自分たちが翌日のフィールドワークでしたいことや、
9月のヒルズ・マルシェでできることを探っていきます。
高橋先生の軽妙で分かり易い解説に、時折笑顔を浮かべながら熱心にメモを取る塾生のみなさん。
プロのマーケティングを効率的に学ぶ貴重な機会となりました。
地域で育てたい
みんなのコミュニティ
2限目の講義は金子和夫先生による「コミュニティ・デザイン概論」。
前回の危機管理・評価分析(Marketing)や地域間での巻き込み(Action)の次の段階として、
戦略策定(Plan)と実行(Do)について学びます。
戦略策定は課題を出し合って優先順位をつけることから始まります。
多くの人が集まるとアイデアがたくさん出る分、意見も割れがち。
全員のアイデアをリストアップし、整理統合や順位付けをすることで意見をまとめていきます。
ここで大切なのは行政が取り仕切るのではなく、地域でコミュニケーションを取り、一緒に作りあげていくこと。
周南市のまちづくり懇談会のワークショップを例に挙げて、
意見のまとめ方やコミュニケーションのとり方を理解します。
集約された意見は成果として発表しビジョンを共有。
その後ビジョン実現のためのアクションプランを立てて外部の意見も取り入れながら実行へと移っていきます。
リーダーが各グループとコンタクトを密に取り、より多くの交流を持つことが活動をより良いものへと変えていきます。
今回の参加者の中から、地域の要となる素敵なリーダーが生まれるといいですね。