FOODEX JAPAN 育成塾 出展ブースレポ
2015.03.30
ついに本番!FOODEX JAPAN 2015で
自社商品をアピール!
■我が社の「売り」はコレ!夢が詰まった出展ブース
育成塾最後の現場研修の場・・・いわば卒業課題ともいえる『FOODEX JAPAN』が3/3(火)~6(金)の日程で開催されました!
ごらんいただいているのが会場を上から撮影した様子。写真は「ホール6」を上から撮影したモノ。FOODEX JAPANは幕張メッセが持つ8つのホールすべてを借りて行われるアジア最大級の国際食品飲料見本市! こんな大きな舞台で晴れの日を迎える塾生のみなさん…どんな様子なのでしょうか?
塾生のみなさんは「ホール8」にある「FARMERS MARKET(ファーマーズ・マーケット)」の一角を借りて出展ブースを設けているとのこと。さっそく覗いてみましょう!
寺田さんは、寺田農園の自社ブランド『とまじゅう』を出品。一緒に製造してくれるパートナーや自社ラベルを作ってプライベートブランド的に販売してくれるパートナーを探そう!という目的で挑んでいました。
記者も飲ませていただきましたが、同じトマトジュースとは思えない風味の違いに感動! とっても効果的なアピールができたのではないでしょうか?
寺田さんのお隣のブースでは、横田飛鳥さんが「お米」をアピール! こちらのブースには、外国のお客さんも多く訪れたとのこと。贈答品としての性格も持つお米の特性上、適正な価格で高品質の商品を出せるというアピールができたようです。
そして…農業生産法人『PlantFarmJapan』を代表して出展ブースに立った栗原さん。
玉ねぎドレッシングを展示しています。これまでの東京視察でさまざまな商品を見たことからヒントを得て完成させたドレッシングは、ボトルのパッケージデザインもオシャレです!
そのお隣は福島県で果樹園を営む渡辺佳子さん。
「(季節的に)物がない状態でどうプレゼンするかが課題だったので、これで成功すれば私にとってのゴールです」とおっしゃっていた渡辺さん。主力商品の洋梨の模型を置くなどして出荷時のビジュアルイメージがし易いように気を配っていました。バイヤーさんとの話から、商品を届けるまでの細かい苦労もムダではないと実感したのだとか。
トマトの鮮やかな赤をベースにパッと目を引くブースは、いつもオシャレな小川紘未さんのセンスが光る仕上がり。
完熟ミニトマトのおいしさをプレゼンする中で、実際の商談に必要な情報が明確になってきたとのことで…「話すたびに足りないものがわかってきて勉強になる」と、目を輝かせて話してくれました。
その横の大吉さんのブースは自社キャベツの「高品質」を売りに積極的に商談を行っていました。
そのかいあって、都内の小売店から打診があったのだとか。そのバイヤーさん曰く「ベンツで野菜を買いに来る人がターゲット」とのこと。高品質ゆえにお値段も比較的高めになったとしても、ターゲットを絞れば商売につながるという実例ですね。それにしても大吉さん、忙しそう…! というのも、実は大吉さん、ステージで行われる「アグリウーマノミクスフォーラム」のパネルディスカッションに登壇するのです! そちらの模様も後日レポートするので、お楽しみに!
市橋農園のブースで試飲で提供しているタンカンの果汁は、甘さ、香りとも説得力のあるおいしさです。
ちよみさんの妹さんがお手伝いに駆けつけてくれ、さまざまな方とのお話も盛り上がっている模様。商品だけでなく、屋久島の風土もアピールできたに違いありません。
「毎日が発見!」という中筋さん。
「ふるさと特産品」として登録されたピクルスを展示するほか、企業理念もパネルに掲載し、ご主人と二人三脚でプレゼンに挑んでいました。来場者と話すうちに提示価格の適正さなど、新たな発見があったのだとか。
みなさん、講義のかいあって、明確な目的のもとにブース作りをされていますね!
■商品紹介や納品形態など見学するだけでもさまざまな発見が!
今回、出展しなかった塾生のみなさんは、FOODEXの出展ブースを回って…商品を魅力的にアピールする手法、商談時のセールストークなどを視察するというミッションが課せられました。
ただ見学するのではなく、自分たちの農園の商品をいかに商売に結びつけるか?そのヒントを学びます。例えば寺山さんは某有名小売店のバイヤーさんを見つけて、その動向をチェックしていました。試食をして、何かを尋ねているバイヤーさんの側で、それとなく話を聞く寺山さん。まるで凄腕探偵のよう!? また、出展ブースでは商品紹介の小冊子を手に取り、「商品の表示なども勉強になるので」と、熱心に見学を続けます。
カフェスペースでは、榎本さんと横田さんにバッタリ遭遇!
出展企業のブースを見て回ることで、納品の個数や包装形状のこと、商品価格は発注量によって違うこと、それによってエンドユーザーへの価格も変わってくることなど、さまざまな発見があったようです。「まだ販売していないものを欲しがっている人もいたよね」と、市場で流通していない商品のニーズを実感したほか…榎本さんはハチミツに興味がある方などと名刺交換をしたそう。おふたりとも、ずいぶん歩きまわったようです。
川村さんは、所属する法人の社長の奥さまと視察していました。
実は川村さん、春からインドネシアの方と一緒に働くことになったそう。出展企業の中には、イスラム法にのっとった基準をクリアする「ハラール認証」をとっている企業のブースもあり、思わぬ情報も得られて興味深かったよう。
出展した方も、見学会の方も、実り多き時間を過ごされたようです!