二期生インタビュー(完結編)
2015.11.20
『私をたとえるなら○○』をテーマに自己紹介
二期生34名の自己紹介をご紹介しているシリーズ記事の完結編。
今回は、金子和夫先生が担当する「コミュニティリーダー育成コース」を受講されている全3名をご紹介します。金子先生のクラスでは、高橋先生のクラスとは自己紹介のテーマも異なっていましたが…お三方にも同じテーマでお話を伺いました。
『私は、道です!』
大曽根京子 (茨城県つくば市)
所属するコミュニティ:つくばの田畑に輝く女性たち
構成人数:27名
構成員:JA産直部会会員、JA女性部会会員、つくば市経済部農業課、普及センター
毎日、筑波山を眺めながら農業をしている大曽根さんは、16年前にご主人とともに就農。主にお米を作っているということですが…最初は2ヘクタールの規模から始まり、今では約40ヘクタールまでに。現在、東京農業大学卒業の研修生を受け入れ、新たな担い手を育成しながら今年5月から農業委員として地域の農業問題に取り組んでいます。そんな大曽根さんの「私をたとえるなら○○」は・・・
大曽根
『私をたとえるなら、道です!』人と人をつなげる。いろいろな場所に通じているからです。
記者
講座参加の目的や抱負は?
大曽根
加工所がないのが長年の悩みで、販売もできたらいいのか? 農業体験ができたらいいのか?個別農家の作業所だけでいいのか? そのニーズをどう捉えて作ったら良いか? 少子化のなかで小中校舎が空くことが予想されるので、そこを利用したらいいのか? などなど…この講座では、地域を巻き込んで加工所を作ろうと思っているので、具体的に、どういう加工所があればいいのかを学びたいと考えています。
『私は、アンテナです!』
竹岡寿理 (愛媛県大洲市)
所属するコミュニティ:肱川流域活性化センター
構成人数:30名
構成員:自治体・農協・森林組合・加工業・農家
当初は外食産業に従事していた竹岡さん。地元に密着した、地域に貢献できる仕事がしたいとUターン。森林組合で乾椎茸を担当することになり、現在は販路拡大やパッケージング、販売イベントの企画などの業務を担当しています。また、プライベートでは日本泳法 主馬神伝流の伝承活動や大洲藩鉄砲隊での観光PR活動などの活動も行っています。そんな竹岡さんの「私をたとえるなら○○」は…
竹岡
『私をたとえるなら、アンテナです!』
記者
そのココロは?
竹岡
私は周りの情報や反応にとても敏感で気にするタイプです。長所として広い視野や情報を察知する、というところで、自分はアンテナかなぁ、と。収集した情報を発信するという意味でもこれから自分自身がアンテナになれれば…という理想もあります。
記者
講座参加の目的と抱負は?
竹岡
私はまだ年齢も経験も浅く、自分のコミュニティを持っているわけではありません。育成塾に参加することで、地域の農林業をより活性化していくために、コミュニティ作りや課題解決の手法があるのかを勉強し、これからの活動の基盤を作っていければと考え、参加を志望しました。
大洲市が抱えている課題を見つめなおし、全国の様々な事例を参考にしながら、自分自身も地域にもベストな方法を見つけ、さらなる活性化に貢献していきといと思っています。また、大洲市全体の大きなイベントができるようになったらいいなあと思っています。
『地域の人達のためのプラットフォームをつくりたい』
松田麻由子 (奈良県宇陀市)
所属するコミュニティ:東部山間連絡協議会
構成人数:15名
構成員:農家・NPO・事業者・自治体・飲食店・加工販売
田舎で子育てをしたくて県内移住をした、その場所は日本の源風景が残る奈良県宇陀市。地域に残されていた築80年の旧特定郵便局を改修し、そこを拠点に地域の生産者さんだけでなく幅広く地域の人たちが交流できるプラットフォームづくりを目指している松田さん。そんな松田さんの「私をたとえるなら○○」を訊ねたところ「う~ん、よく考えたんですけど思い浮かびません」とのこと。ということで…今回、育成塾に参加された理由について伺いました。
松田
参加させて頂いた理由は、作り上げてきたプラットフォームをベースにイノベーションの生まれる地域へとステップアップさせたかったからです。先生方からノウハウを学び、事業を作り上げていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
これにて「第二期 女性農業次世代リーダー育成塾」受講生のみなさんの紹介レポートは完結です。6月30日からスタートした第二期育成塾は、すでに折り返し地点を通過! 2回目のマルシェ出店を終え、それぞれのフィールドで知見を活かす方法について具体的な検討が始まっています。その模様は、また随時、レポートします!