2度めのヒルズマルシェでお客様をさらに知る!
2016.10.03
2016年9月10日(土)育成塾の塾生がヒルズマルシェに2度目の出店をしました。1回目の振り返りから、どんな変化があるのでしょうか? ではさっそく、みなさんのお店を見てみましょう!
Aチーム『龍馬Farmers』
遠藤政子さん(埼玉県)、駒田有加さん(長崎県)、新屋裕子さん(北海道)、末吉清子さん(鹿児島県)、吉田明子さん(岩手県)
今回はお客様の目線を大切にして考えたというレイアウトは、名付けて“挟み撃ち作戦”!
ハチミツを真ん中にして左右に野菜を並べ、とくにサツマイモはたくさんの種類をズラリと並べて壮観です。
POPにもお客様が知りたい情報が書かれていて、分かりやすいですね!
デストロイヤーという珍しいじゃがいもやパクチーはすぐに売り切れたそうで、「自分で考えて変えるとやっぱり売れる!」と実感されていました。また、「売れないのは私が悪いんだと思っていたけど、それとこれとは別と言ってもらえたのも良かった」という意見も。育成塾で、意識改革がどんどん進んでいるようです!
Bチーム『Zutto team』
遠藤紀江さん(山形県)、尾池美和さん(香川県)、迫智子さん(鹿児島県)、隅美穂さん(山口県)、寺田晴美さん(富山県)
前回は生産者毎に並べていた陳列を、今回は商品の特性を考えて並べ替えたそうです。(⇒前回のマルシェレポートはコチラ)
彩りも考え、美しくレイアウト! カボチャもカットにするなど工夫が見られます。
ねぎみその試食を企画していたそうですが、炊飯器の不調で断念したというネギを生産する尾池さん。ふだんはBtoBの取引がメインだそうで、「BtoCは難しい!」とおっしゃっていました。それでもマルシェはお客様と直接触れ合える貴重な機会、お客様の品定めの厳しさを実感するなど、発見が多かったようです。
Cチーム『femme farm』
五十里優美さん(富山県)、佐藤美加さん(山口県)、水野美香さん(青森県)、三好三紀子さん(鹿児島県)、山下絵里さん(長野県)
この日はコンサートが開かれることも調べており、子供連れが多いことを想定して売り場を作っています。試食も子供目線に合わせて低い台に。商品は袋詰めせずに陳列することで、マルシェの雰囲気を出しています。
お客様とも積極的にコミュニケーションを取り、特に中国人のお客様が来店された時は五十里さんが大活躍!
お客様とお話しする際は、商品の説明はもちろんですが、どんな方かを聞くことを心がけたそうで、しっかりと消費者の動向を掴もうという意思が感じられます!
Dチーム『五園屋』
岡本尚子さん(愛知県)、白木優さん(福岡県)、橋本友佳子さん(大分県)、森岡千晶さん(岡山県)、森田真希さん(京都府)
「前回はスーパーみたいだったから…」との反省を生かし、今回は袋に入れずマルシェらしさを意識した陳列に! 商品の見やすさにこだわったレイアウトを心がけています。(⇒前回のマルシェレポートはコチラ)
その結果、商品を手に取る方が増え、お客様との会話がしやすくなったそう。商品の説明だけするのではなく、逆にお客様から使い方を聞けたりと、コミュニケーションもしっかり取れたそうです。
POPもシンプルにして、目につきやすく工夫しています。そのかいあって、パプリカはお昼の時点で売り切れ寸前! このあと寄ったら完売していました。
Eチーム『Goodaystore』
伊藤由紀子さん(北海道)、白木嘉代さん(福岡県)、平松真美さん(愛知県)、松岡みずほさん(奈良県)、山下希さん(岡山県)
2度めの出店にあたってはLINEで打ち合わせを重ねたそうで、多い時は1日100件以上もやりとりしたそう! 前回はかわいらしく凝ったPOPが印象的でしたが、今回は一転してシンプルに! 商品の魅力を前面に出したディスプレイに変更しています。
また今回は、徹底的にデータを取ることにこだわったそう。売れた商品やお客様の年代を時間別にチェックするほど力を入れ、どんなお客様が何を求めているのかをしっかり探っていきます。
Fチーム『Team Letters』
石川恵理子さん(佐賀県)、江尻教子さん(岡山県)、柏村知世さん(北海道)、小牧美樹さん(鹿児島県)、中川真紀さん(山口県)
前回から変えた部分は、商品と価格を見やすくそしてシンプルにしたそう。自分で自分のPOPを書くと、どうしても商品の魅力を伝えたくて文章が増えてしまうので、仲間同士でチェックしてシンプルに伝わりやすいPOPを心がけています。(⇒前回のマルシェレポートはコチラ)
また、カゴで動きをつけるなどはさすがのセンス!
そしてお茶の試飲で使用している急須はこだわりの「萬古焼」。気泡が入っているので、お湯を注いだ時にまろやかになり、おいしく淹れられるのだとか。確かにおいしかったです!
今回はお客様との話もはずみ、商品の説明もしっかりできたとのこと。さらには買った理由を教えていただけたりと、貴重なデータを得られたようです。
どのグループもお客様目線をかなり意識し、前回からはだいぶ陳列も変えたという意見が多数! またその成果か、どんどん売れて行くので、売り場も姿を変えていきました。
また、マルシェでの販売を通して、どんなお客様が来て下さっているのか、なぜ購入してくださったのかなど、視察だけでは得られないお客様のホンネを知ることができたようです。自分たちの生産物のアピールポイントがどこなのか、どのような販路が考えられるのか…? 今後の事業に活かせるといいですね!
さて、今回のヒルズマルシェを視察した講師の皆さんは、塾生の皆さんの成長に、実は朝からとても感動していたそう! 最後の振り返りは拍手で終了! 第2回ヒルズマルシェ、大成功でした!