いよいよ講義もハイライト!経費削減からKAIZENまで盛りだくさん
2018.02.13
1月15日と16日、年明け最初の講義が行われました。まずは前回の講義を受け、事業計画のうち中期計画について重点的に学びます。
■中期計画づくりのコツは…3年後の理想をイメージする
現在、事業の見直しを行っている育成塾のみなさん。それと並行して学んでいるのが「事業計画づくり」。計画づくりのコツは、「短期」、「中期」、「長期」と、期間を分けて考えること。今回は3年で区切って考える「中期計画」についてじっくり学びます。
3年後の事業モデルを描く時は、以下2点を前提にイメージしてゆきます
①今よりお金も時間ももっと楽になっていると仮定する
②10年後「こうなっていたらいいな」という理想像に沿ったものであること
ビジョンがないとモチベーションが保てません。今より素敵な自分、今より楽な自分になっている3年後の姿を実現するため、「こうやって儲かるカタチを作る!」ということを、事業計画には書いていきます。
■「経費削減」できるところはありませんか?
「こうやって儲かるカタチを作る!」と言われても…「実際、農業って儲からないんです」と嘆く農業者の方も多くいらっしゃいます。そんな実態に講師の高橋澄子さんは、こう説きます。
「農業は儲からないとみんな言うけれど、そう判断するのはまだ早いと思います。ほかの“業”の儲け方の努力と比べると、農業にはまだまだ努力の余地があるんじゃないかな?」
では、高橋先生が言う『努力するべき部分』とは何か? それは「経費削減」。経費には大きく2種類あります。
①家賃、事務所費、事務用品、作業服など、事業のために共通してかかるお金。
②原価、販売経費など、お客様別に、品目ごとにかかるお金。
経費②はお客さまの満足度に関わる部分なので、なかなか変えにくいところ。経費①の方が、すぐ変えられます。たとえば、名刺にこだわりすぎていませんか? 4色フルカラーでいい紙を使う必要はありますか? もっと安い家賃で済む方法はありませんか?
「お小遣いと一緒で“1年で経費をどれぐらいでおさめよう”という考え方が必要なんです。今年はここまでしか使わないと決めて、その中で原価目標や経費目標をたてること。目的に対して、最低限の品質が保てていればいいんです」(高橋先生)
事業に経費を使う時は、それが本当に必要なのか、考えて決めましょう。
■儲かる仕組みを見直そう!
生産・製造業の大前提は『品質の良い商品を作ること』ですが、それに加えて『自分たちが、いかに儲けるか』の視点を持っていないとつづきません
例えば…自分たちのどこがお客さまから評価されているか? そのポイントを把握できているのなら、その部分を伸ばせば「儲け」は、おのずと大きく育っていきます。さらにもうひとつ、「費用対効果」も重要な視点。パートさんに来てもらっても、その人件費で赤字になってしまったら意味がありません。また、大きな機械をどんどん買っていたら、当然ながら儲かりません。
「一生懸命だけどバタバタして疲れ切っている…」こんなケースは要注意! 不要なことに時間やお金を使っていないか、徹底的に考えて「儲かる仕組みの見直し」をしましょう。
■「改善(KAIZEN)」を実践するための5つのSとは?
自動車メーカー「トヨタ」の生産方式に代表される「KAIZEN」。最小の労力・資金で、最大の効果(売上・利益・人材育成etc)を上げるための工夫と努力のこと。「KAIZEN」は英語の辞書にも載っているほど評価の高い、日本の製造業から生まれた改善術。そのキーワードは5つのSに集約されています。
1 整理:いるものといらないものを分け、いらないものを捨てる!
2 整頓:必要なものを、いつでもすぐ取り出せるようにする!
3 清掃:職場をきれいな状態にし、いつでもすぐに仕事ができるようにする!
4 清潔:整理、整頓、清掃の3Sを守り、気持ちよく働ける職場を維持!
5 しつけ:決められたルールを守るように習慣づける!
この5Sが守れれば、品質などの生産面、人材育成面でもレベルアップ!
「改善」に関しては、自分たちの実体験をもとにグループごとにワークショップも実施。具体的な体験談だから、そこに無駄はないのか、そのお金の使い方は効果的か、話し合いやすい様子が見て取れます。
お金と時間をどう使うのか? それは効果はあるのか? グループごとの発表で、ほかの班の事例に刺激を受けた塾生も多いのではないでしょうか。
“使えそう”な改善ポイントは、自分の事業に当てはめて実践すれば、効果を実感できるスピードも早まりそうです。みなさんもぜひ、3年後の自分・事業をイメージして『改善』してみてはいかがでしょう?