FOODEX JAPAN 2025 / 第50回 国際食品・飲料展

バイヤーインタビュー 独 wentz gmbh unic 社
Michael Wentz 氏

Michael Wentz氏
まず簡単に自己紹介をお願いできますか?

wentz gmbh unic社のMichael Wentzと申します。

本来、建築の会社ですが、妻が日本人ということもあり、フードビジネスに関心を持ち始めました。

ドイツでも日本食はトレンドで、寿司やラーメンのお店がいたるところにあります。
ビーガンやグルテンフリー、低カロリーの食のトレンドもあります。

中でも“コンニャク”はとてもおもしろい食材だと思い、コンニャクの更なる可能性と日本での調達について調べています。

これまではインドネシアにあるコンニャクメーカーとのビジネスが中心でしたが、今後は日本の企業とのビジネスにシフトしていきたいと考えています。

コンニャクの良い生産者を見つけられそうですか?

実はジェトロの方が群馬県の方に連れて行ってくださるプログラムがあるとのことでそちらにこのFoodexの後に参加する予定です。

コンニャクはドイツの市場に合うようにローカライズをお考えですか?

現時点では調理をすれば食べられる商品をそのまま日本から可能な限り輸入をしたいと思っています。

ただ、日本のパッケージのままではなく、パッケージの表と裏にドイツ語のラベルを貼っています。
表が弊社のロゴ、裏が原材料名やカロリー、調理法を記載したものです。
自社倉庫でこのパッケージへのラベル貼りを行なっていて、私たちはこれを”プライベートレーベル”と呼んでいます。

コンニャクの持つ独特の臭いについては気になりませんか?

これまでインドネシアから輸入していたコンニャクは「乾燥コンニャク」で無臭です。
これまで展示会で見たコンニャクは水分を含んだものでパッケージを開けると魚臭いニオイがするのですが、インドネシアのものは臭いがしないのでビジネスが伸びている理由でもあります。

ドイツではどのような食べ方を勧めていますか?

スパゲティとして、またお米の代わりとしてです。
コンニャクを小さく刻んでお米のようにして、お米と混ぜて食べればカロリーを抑えることができます。

コンニャクをパスタとして食べるのがドイツでのオススメです。

今回、FOODEXに来場された理由は?

弊社の要望に合ったメーカーに出会うことができるのではと思って来ました。
FOODEXが日本でいちばん大きい食の展示会だということで、ポテンシャルの高いサプライヤに出会える唯一の場所かと思います。

次回、来日するときには市場視察もしたいです。展示会としては一番規模が大きいFOODEXを選びました。

商材を選ぶ基準はありますか?

“ジャパンクオリティ” を確信できる本格的な味を探しています。

味、品質ともに日本では最高品質のものが揃っていると思います。
もちろん価格とのバランスも大切です。

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